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ループ

 2008-12-03
同じことを何度も繰り返す人がいる。いつも同じようなことで悩んだり、失敗して後悔したり―それを延々と繰り返す。

スピリチュアルに妙な傾倒をしている人だと「それは自分のカルマだから仕方ない」等と、無理に自分を納得させるところかもしれないが、それ以前の問題だ。

何のことはない。「問題の根本」を、まったく理解していないからだ。

その問題の「原因」を理解していないから、何度も同じことを繰り返す。今の状況を「結果」とするなら、現在に至るまでのきっかけ―「原因」というものが必ずある。

「繰り返す人」は、その「原因」を省みようとしない。

今自分が置かれている現状―「結果」を見て、ただそれに慌てふためいている状態。

「どうしてこんなことに」「どうして私がこんな目に」―「どうして?どうして?」と言ってはいるが、それは「原因」を省みているわけではない。「どこでどう間違ったのか」「何が悪かったのか」―そこに至るまでの「プロセス」や「方法」にしか目を向けていない。


物事の真理はシンプルだ。今抱えている様々な悩みも、根っこはひとつ。まったく違う種類のものに見えたとしても、同じひとつの所に繋がっている。

発熱、頭痛、腹痛、咳、くしゃみ、悪寒・・・風邪を引くと出る症状は様々だ。でも原因はひとつ。風邪のウイルスが引き起こしている。それと似ている。

「繰り返す人」は、「対症療法」をしているに過ぎない。熱には解熱剤、咳には咳止め・・・といったように、それぞれの症状を抑えることはするが、その元となるウイルスを放置している状態。それがいつまでも残っているから、いつまで経っても良くならない。

その「ウイルス」の種類は、人によって違う。ある人のそれは「自分自身に対する嫌悪感」だったり、またある人にとっては「心や考え方の頑なさ」だったり、「人に対する劣等感」だったり。人それぞれだ。

現在の状況を引き起こした、その途中のプロセスや方法の不具合の発見に固執しても何も変わらない。必要なのはウイルスを発見して、治療すること―「原因」を探して「解決策」を見い出すことだ。

今自分が悩んでいる問題を思い起こしてみる。何が、誰が、自分をイライラさせて落ち込ませているのか?そのことの、その人の何が自分をそういう状態にさせるのか?そしてその状態は自分にどんなものをもたらすのか?そのことの、その人の何が自分にとって「不都合」なのか?

そうやって自問自答をしていくと、その問題の根っこ―「ウイルス」に辿り着く。そうすると自分が取るべき態度や対処の方法等、解決策が見えてくるはずだ。

無限ループから抜け出すのは、思っているよりずっと簡単だったりする。因果の法則の理解と、発想の転換があればいい。問題を難しく、複雑にしているのは、自分自身の思い込みや決めつけ、拘っているものだったりする。

物事の真理はシンプルだ。余分なものを取り払った時、真実が見えてくる。
カテゴリ :三位一体―心と体と魂の話 トラックバック(-) コメント(-)
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