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支離滅裂なスピリチュアル

 2010-04-08
例えば、ダイヤモンドや金やプラチナの真贋を判定する時は、含有物の割合や硬度等、明確な「基準」というものがある。そこに表れた数値によって、それが「本物」かどうかが判定される。

だが、「人間」の真贋に関しては、そういった目に見える「基準」というものが存在しないので、なかなか難しいものがある。「本当に信用が置ける人なのかどうか」ということは、今までの自分の経験則や、直観・直感、もしくは周りの評価等に基づいて判断するしかない。

スピリチュアルの世界においての真贋について、例えば霊能師や占い師の類に始まり、「自分はスピリチュアルに生きている」と自認する人々のそれを判断する時は、加えて「観察と検証」が必要になる。その人の言動が一致しているかどうか―私個人としては、人柄云々より、むしろこちらのほうが重要ではないかと思っている。

スピリチュアルの世界を覗いてみると、「自分は本物」「自分は特別」と自称する人が山のようにいる。自分で自分を「本物」と言い切るからには、それなりに自信や根拠のようなものがあるのだとは思うが、そう言う人に限って、そのとおりであったためしがない。大体「本物云々」を決めるのは、自分以外の人だと思うのだが。

「自称本物」「自称特別な存在」の人達を観ていると、その言動は矛盾に満ちている。「さっきと言ってることが違うじゃないですかぁ~」「言ってることとやってることが反対でしょ~」ということがしょっちゅう。面白いことに、本人達はそのことにまったく気づいていないのだ。結局、そういった一貫性のない言動を取るということは、「本物」以前の問題だということ。その言動が「中身=本質」の状態を物語っているのだ。


先日、「本物の霊能者」を名乗る人のブログを読んだのだが、支離滅裂さもそうなのだが、「あなたは一体何がしたいんですか?」と。この方、ある日の記事で「オーラを見る修行」と称した方法を紹介していた。「毎日これをやればオーラが見えるようになる。でも幽霊が見えたりすることもあるので、生半可な気持ちでしないでください」

はぁ??「生半可な気持ちでするな」?だったらそんなもん最初から紹介すんな!なのだ。

別の日には「『憑き物』は自分が引き寄せるもの。引き寄せる危険性の高い心霊スポットなどには近づかないほうがいい」などと言っているではないか。それなのに、その「オーラを見る修行」とやらで「憑き物」をわざわざ引き寄せる機会を作ってどうするんだと。

「最後の段階は危険性が高いので、初心者はやらないほうがいい。ある程度の修行を積んだ人だけが最終段階の方法をやるように」とか。人の好奇心を煽るだけ煽って、その無責任さは一体なんだと。3歳児に百円ライターを渡して一人で留守番させるようなものではないか。

この方のブログの記事は全部読ませていただいた。その上で言わせてもらうなら、このセンセーの根底にあるものは「功名心」かと。もっと簡単に言えば、「有名になりたい」ってこと。

「有名な方に挑戦状を送りました!」と言って、アンチオカルトで有名な某科学者に送った「挑戦状」の内容を公開したり、先日の4月1日、エイプリルフールに「私の本が出ます。・・・嘘です(笑)」という記事をアップしたり。本人は気づいているかどうか知らないが、もうこちらにはバレバレなのだ。「なるほどねー。O槻教授(多分)と絡みたいのねー。テレビに出たいのねー。本を出したいのねー」と。

目立ちたいから、周囲の目を自分に引きつけたいから、ああいった「オーラを見る修行」などという危険な方法を、必要もないのにわざわざ見せびらかす。「あんたは小学生か!」というような幼稚さだ。自分の功名心のために他人を巻き込むなっつーの。

「ニセモノの霊能者は、行動が面白いほどおかしい」などとおっしゃっているが、自分のことはちゃんと勘定に入れているのだろうか。いやいや、あなたも十分「おかしい」ですよ。(思わずお茶吹いちゃったじゃないですか)

まあ自分のブログのタイトルの頭に、「本物の・・・」という言葉を躊躇いもなくつける時点で、既に胡散臭いというか、それってどーよ?的なものを感じるのだが。他の同業者やヒーラーを「エセスピリチュアル」呼ばわりしているが、傍から見れば限りなく「同類」の要素を感じるけどね。「あなたのやっていることはどーなんですか?」と。一般人に対して、必要もない危険度大な「修行方法」を無責任に公開したりとか。「本物」って、そんないい加減で軽率な行動を取るんですかね?

・・・いくら肩書きが立派でも、やっぱり「自称」ってこんな程度ですわ。



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カテゴリ :はい論破!スピリチュアルと自己啓発の矛盾とからくり トラックバック(-) コメント(-)
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