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イメージの向こう側

 2009-08-23
イメージの有効性が科学的に証明されたのを受け、スポーツの世界では、イメージトレーニングが当たり前のようにメニューに組み込まれるようになった。欧米では、イメージ力の強化を図るため、オリンピック選手を始めとする多くのアスリートがヒプノセラピストと契約している。実際、イメージトレーニングを行った時とそうでない時では、その成績に格段の差があるという臨床報告もされている。

「イメージ」というものは、それだけ人間の心身に大きな影響を与えるものなのだ。

日本でも、自己啓発やスピリチュアルの分野が根付いて以来、「イメージ」の重要性について語られることが多くなった。「なりたい自分、成功した自分の姿をイメージしましょう」とか「欲しいものが手に入った場面をイメージしましょう」とか。

世の中には、そういったイメージの重要性や効果について書かれた本が山のように出版されている。書店で一度くらいは手に取ったことがあるという人もいるのではないかと思う。

ヒプノセラピーやカウンセリングを受けに来る人というのは、真面目で自分を磨くことに熱心な人が多い。当然そういった自己啓発や精神世界の分野にも興味があったり、実際にそこで言われていることを試してみた経験がある人が大半だ。もちろん、イメージの効果といったものも熟知している。

しかし、その中の多くの人は言う。「イメージしてもその通りにならないんです。何が間違っているんでしょうか?」真面目さ故に自分を責める人もいる。「イメージ通りにならないのは自分がダメな人間だからではないか?」

だがそれは違う。イメージした結果にならないのは、その人達がダメな人間だからでも、何かが間違っているからでもない。何のことはない。彼らは「イメージの向こう側」に行こうとしないのだ。

何というか、ただイメージして終わり。そこに向かう行動を何も起こさないという人が大半なのである。イメージさえしていれば、いつの間にか自分はその状態になっているはず、イメージから近づいてくるはず―そういった思い違いをしている。

例え行動を起こしたとしても、ちぐはぐというか、全然見当違いのことをしている。例えば、南に向かわなくてはいけないのに東に歩いていったり、花屋で働きたいと思っているのに建築事務所の面接を受けに行ったり、アメリカに留学するのに中国語の勉強を始めたり・・・という感じで。

目的地からドンドンずれていく。「あなたは結局何がしたいわけ?」端から見ると、首を傾げざるをえないような見当違いの行動をしている。いつの間にか、本来の「目的地」自体が途中で変わってしまうのだと思う。

だがどちらにしろ、「イメージの向こう側」に行かない人というのは、結局のところ本気でそれを望んでいないのだと思う。実際、その人達は自分が行かない理由、それをしない「正当な理由=言い訳」を次々に並べ立てる。「家族が反対するから」「お金がないから」「成功する保証がないから」「時間がないから」云々。

人間、本気の時に出てくるのは愚痴や言い訳ではない。「行動」だ。もし本気だったら、家族が反対しても、どうしたら説得できるか、お金がないならどうやってそのお金を調達するか、どうやって時間を作るか―そういった問題をクリアする方法を考えるはずなのだ。

以前、学生時代からの友人に相談を受けたことがある。「○○に行って、△△をしたいんだけど」「行けばいいじゃん。やればいいじゃん」「・・・そうだね」人によったら素っ気なくて冷たいと思うかもしれないが、結局そういうことなのだと思う。「自分がやりたいのならやる」答えはこれしかないのだ。

いくらイメージをしても、誰かがそこに連れて行ってくれるわけではないし、いつの間にか気づいたらそこにいたということもない。あくまでも自分の意志で、自分の足で向かっていくものなのだ。

「イメージの向こう側」そこからの景色は爽快で、今まで見たこともないような色彩に満ちている。思い切って行ってみるか、今の場所に留まるか―それは自分次第なのだ。



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