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【再掲載】踊るアセンション(2009年7月9日掲載記事)

 2012-12-22
ノストラダムスが予言した「1999年のハルマゲドン」が終わったと思ったら、今度は「2012年12月のアセンション」に大騒ぎしている人達がいる。最近、不景気だの凶悪犯罪増加への懸念だのいろいろ言われているが、目に見えない世界で起こることに大騒ぎできる人達が住む日本は、つくづく平和な国だと思う。

5~6年前位からチラホラとそれに関する情報は耳にしていたが、特に興味もなく、「ふーん」で終わっていた。小学生の時に「ノストラダムスの大予言」がリアルタイムで流行していた世代なのだが、友達が真剣に怖がっていた「空から降ってくる恐怖の大王」とやらにも全然興味がなかった。1999年に世界が滅亡するという説も、「そんなこたぁーない」と冷めた目で見ていた可愛げのないお子様だった。

ちょうどその頃、両親がたまたまご縁で知り合った占い師の人がいた。当時小学校3~4年生だった私のことを観てもらうと、「この子は長生きしますよ~」と開口一番に言われたらしい。それを親から聞かされていたので、「ということは、自分はおばあさんになるまで生きるんだ~」等と思っていた。

なぜかノストラダムスの予言より、その無名の占い師のおばさんの言葉のほうがピンと来た。子供心に自分が1999年に32歳で、世界の滅亡によって死ぬ―ということはあり得ないと思ったのだ。そして現に今、42歳になった私はピンピンしている。

そんな過去があるので、今回のアセンションに関してもまったく興味がない。アセンション信奉者に熱く語られても「で?」という感じで冷めている。こういったブログを持っていると、いろいろな所から資料やらDMやら送られてくるのだが、一通り目は通すがそれだけだ。相変わらず「ふーん」だけ。


物の本や巷に溢れている情報によると、アセンションとは「次元上昇」を指すらしい。なんでも2012年12月に地球の波動レベルが上がるとかで、その時の地球の波動レベルに適応する物質(人間を含む)だけが存在する状態になるらしい。その波動の上昇に耐えられないものは、死をもって肉体の解放を行って、自分と波動の合う他の星に移住する―とかなんとか。

私からすると、もうこの段階で「はあ、そうですか・・・」なのだが、人によっても言ってることが全然違う。食物をまったく必要としない肉体になると言っている人もいれば、食事の摂取量が今の半分の量でOKになって、肉体が「半霊半物質化」すると言う人もいる。

アセンションが起こるといわれている日時もバラバラだ。12月22日説を唱える人もいれば、23日とか。21~23日にかけて起こると言う人もいれば、「アセンションは既に始まっている。そのピークが2012年だ」と断言する人もいる。もう何が何だか・・・なのだ。

他の国ではどうかと思い、ちょっと英語圏のサイトを検索したところ、こちらは日本よりもぶっ飛んでいる発言が多かった。確かアメリカのチャネラーの女性のサイトだったと思うが、もう完全にSF映画の世界なのだ。そこに書かれていたことを、一部翻訳してみると、こんな感じだ。

「2012年12月22日、地球の次元がより高度なものにシフトします。私達地球人をサポートする為に、他の星から多くの人々が地球にやって来ます。世界中、空は一面信じられない数のUFOに埋め尽くされます。そして私達に『道』を指し示すでしょう。彼らの指示に従ってください。彼らは私達をサポートする為に訪れた味方なのです!」

こんな映画が昔あったような気もするが・・・。まあその他にもこんな調子でいろいろと書いてあったが、それを読んでも私は相変わらず「で?」の域を超えない。小学校5年生の時に初めてUFOを見て以来、今までにも何回か目撃している。実際、一昨年に真昼間のアリゾナの某所で遭遇した。UFOや宇宙人は存在すると思うが、「ピラミッドは宇宙人が造った」等というトンデモ論は信じてない。

そういった異次元の世界と交信できる力を持つ人達の中には、いたずらに人々の不安や恐怖を煽るような発言、情報を流す人がいる。物質が消失するとか、「この大変革を生き残るには、生き抜くには~をしなければいけない」とか。

スピリチュアルビジネスでは、アセンションにターゲットを置いたセミナーやヒーリングセッションの類が花盛りだ。アセンションに備える為に聖地を訪れる何十万円もする海外旅行ツアーとか。まったくアホらしい限りだ。情報が錯綜していることをいい事に、世界中で多くの人が踊らされている。

しかし、冷静にこの騒ぎを分析してみると、この「アセンション」という思想を発しているのは、キリスト、ユダヤ、イスラム教圏の国々だということがわかる。いわゆる「世界の終焉が来た時に、助かるのは自分達○○教徒だけである」という終末思想が根底にある宗教信者達とその国々。これがどういうことを示しているのか、何と繋がっているのかは、考えてみればわかることだ。


例えそのアセンションとやらが2012年に起こったとしても、我々人間には与り知らないことだ。というより、「関係ない」。「アセンションに生き残らなきゃ」と必死になる必要もないし、慌てることもない。ただ日々を誠実に一生懸命過ごす努力をしていればいいだけだ。

「アセンションだからきちんとしなくちゃ」とか「アセンションで生き残りたいから○○する」などというのは愚の骨頂。そういう「さもしさ」から出た行動や言葉はたかが知れている。

「アセンションを成功させよう!」などと言っている団体もあるようだが、そもそも最初から「次元」の違う所での話しなので。まあ頑張ろうと張り切っていらっしゃるので、その辺は自由にやっていただいたらいいと思う。


アセンションが起こるとされている2012年の12月21~23日あたり、まあ私は多分、ヒプノセラピーのセッションか、カウンセリングをしていると思う。

空がUFOで埋め尽くされようが、物質が消滅しようが、目の前にクライアントがいればその人に意識を集中していると思う。「たとえ世界が明日終わりであっても、私はリンゴの樹を植える」と言ったルターのように。

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カテゴリ :はい論破!スピリチュアルと自己啓発の矛盾とからくり トラックバック(-) コメント(-)
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